一昨日の金曜日
上のピンクラインでダブルトップの右側から入るか、青丸の戻りが綺麗に入れるポイントで入るといいですね。
はい、後付け乙
って感じで、よくあるチャート解説有りますよね。
後からならなんとでも言えるというのはありますが、
私は事前にシナリオを会員ブログに描いていました。
ピンクラインまで上昇してきたところで、ダブルトップとか形が出たら、売りを狙うというシナリオでした。
事前に会員ブログに書いていますので、それを読んで狙って取られた方も何人か報告頂きました。
「芸術的なWトップです!」
と言って、エントリーした画像を送ってくれる方もいたり、
「こんな綺麗なダブルトップをリアルタイムに目撃できて感動しました。」
「先週の火曜日から有料ブログも購読させて頂きましたが、たかしさんのシナリオの精度にただただ驚くばかりです!」
と、感動したり、驚いたり。
こういうことを書くと、「事前にそんな当たる予測が書いてあるなら読みたい!」と思う方もいると思うんですが、そこはちょっと誤解しないで欲しいところがあります。
私は予測を事前に出しているわけではありません。
私が事前に出しているのは「シナリオ」です。トレード計画です。
予測とは違います。予測は誰にもできません。
たまたま、ダブルトップが出て下がっただけです。
以前書いた記事↓
「””晴れたら出よう”と決めているだけで、晴れると予想してるわけではないです」
これに当てはめると、
「ダブルトップが出たら売ろうと計画しているだけで、ダブルトップが出て下がると予想しているわけではないです」
ということになります。
会員ブログにこう書いていました。
「ここで反転するだろうって決め付けて博打はしない。」
反転して落下するかどうかはわからないと思っているからこう書いています。
あとは、こう書いています。
「下のラインまで狙うなら、140pipsくらいあるので、その間の一部だけ取れればいい」
実際に私は一部だけ取りました。利食いの理由などは会員ブログに書いています。
読者の方で、100pips以上ほとんどまるっと取れた方もいました。
どこまで落下するか私にはまったく予測はできませんでした。
もし予測できているのなら、全部取れているはずです。
私のトレードがまさに私は予測できていない証拠でもあります。
私は、ファンダメンタルズ無視で、チャートのみでトレードする、テクニカル分析というものです。

マーケットのテクニカル分析 ――トレード手法と売買指標の完全総合ガイド (ウィザードブックシリーズ)
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今日ではテクニカル分析の「バイブル」とみなされている。
という、有名なテクニカル分析の本があります。
テクニカル分析を勉強しようとする人(している人)の多くは、
「テクニカル分析で未来を予測できるようになりたい」
と思っていませんか?
「この1冊でテクニカル分析のすべてをマスターできる! 」
テクニカル分析のすべてをマスターしたとしても、未来を予測できるようになりません。
私は、この本を否定しているわけではありません。むしろ世界的権威のジョン・J・マーフィー氏を肯定しています。
というのも、著書の中でこう書かれています。
「現代の知見に照らせば、残念ながらこれらの分析手法では、どれだけもっともらしい理屈をつけても未来の予測はできないことが分かっている。」
テクニカル分析をすべてマスターしても、未来を予測できませんよって著書自身が書いているわけです。
「もっとも、予測力のなさはファンダメンタルズ分析も同様」
テクニカルだろうがファダメンタルズだろうが、予測は誰にもできないんです。
実際に、私が知っている勝っているトレーダーたちは、例外なく予測はできません。
予測はできないものだと認識しています。
予測できるから勝っているわけではないということです。
伝説のトレーダー集団タートルズのカーティス・フェイスのこういう話があります。
「わたしの友人たちは、わたしがタートルとして成功したことを知ると、市場の今後の値動きはどうなるのか、ことあるごとにわたしに聞きに来た。
名高いトレーダー集団の一員で、何百万ドルも稼いだからには、相場の先行きを読む力が備わっているにちがいないと思ったのだ。
わたしの標準的な答え「さっぱりわからない」に、友人たちはさぞや面食らったことだろう。
事実、わたしにはさっぱりわからなかった。確かに推測することはできたが、市場を予測する自分の能力に、わたしはまったく自信が持てなかった。
それどころか、市場の先行きを読むことを、わたしは意図的に避けていた。」
「先のことを予測する癖を持つことは、なんとしても避けたいものだ。」
予測を求める人は多いと思いますが、勝つためには、むしろ予測は避けるべきものです。
私の会員ブログで描いているシナリオを、予測だと勘違いしないで頂きたいという話ですね。
以前、こういう質問がありました。
「たかしさんの真似をして、ラインとシナリオ描いていますが、シナリオの過去検証の仕方を教えて下さい」
シナリオの過去検証?
最初聞いたことなくてわからなくて、詳しく聞いたら、シナリオを予測と勘違いされていたのがわかりました。
自分でシナリオを描いてみて、その後の動きで、その通り動けば勝ち。1勝。
それを過去チャートで繰り返して勝率を出す。
勝率が高ければ、シナリオの当たる確率が高ければ、シナリオが描けているようになったと判断できる。
と、考えていたそうです。
これ、予測ですよね。
予測が当たる確率を上げようと努力しようとしている。
シナリオの勝率を出すなんて聞いたことないですし、意味が無いことです。
例えば、一昨日のポンドオージーで、ピンクラインから売りのシナリオを描いていました。
これを予測として考えてたとして、実際の動きでは、予測が当たった1勝になるでしょう。
もし、ライン際で止められず、そのままラインを上に突き抜けていったら?
予測は外れたことになります。1敗になるでしょう。
しかし、そのまま上に突き抜けていく動きなら、エントリーはしていません。(できません)
シナリオの当たり外れ、勝率というのは、実際のトレードの勝ち負け勝率には関係ないものになります。
予測と考えるなら上に行ったらハズレになりますが、シナリオでは、計画通り行かなかった、あるいは、計画が発動しなかっただけのことになります。
「晴れたら出かけよう」と計画していたとします。
結果、晴れませんでした。
晴れなくて出かけられなかった。
晴れを予測してたらハズレですが、晴れを予測してたわけじゃないから、予測が外れたわけでもないですよね。
トレードは予測して勝つものだと思い込んでいる人は多いです。
そういう人が、今回の記事を読むと、さっぱり意味がわからない内容に見えるかもしれません。
「この本でテクニカル分析がすべてマスターできます!ただし、マスターしても予測が出来るようにはなりません」
というのも、矛盾しているようにしか見えないかもしれない。
もし、よくわからなかったら、しばらくしてまた読みに来て見てください。
せっかく、このブログに辿り着いたのなら、「よくわからないや」って切り捨てて、去っていかないで欲しいなと思います。
タートルズであったんですが、トレードでは予測が必要だと思い込んでいる人は、苦労したという話があります。
予測の思い込みはなかなか解けない人もいますが、予測が必要だと思っているうちは、勝てないと思った方がいいです。
予測はできません。予測では勝てません。
勝っている人は予測をしていません。
ベン・カールソン(証券アナリスト)
投資家たちは、自信たっぷりに大胆な予想や意見を語るアナリストを信用する傾向がある。
ウォール街はそれを十分に承知しているから、間違っても「分かりません」、などといったことは言わない。
しかしほとんどの場合、適切な発言は「分かりません」だ。
「イングランド銀行を潰した男」ジョージ・ソロス
市場参加者は天体の運行を予測する科学者のように結果を予測することはできない。
私の資産と予想する力には何の関係もない。
伝説のトレーダー集団タートルズ
タートルは、先が読めるふりもしない。市場を眺めて「金は上がる」などとはぜったいに言わない。
タートルは、未来はわからない。
市場がこれから上がり相場になるのか下がり相場になるのか、トレンドが止まるのは今なのか2ヵ月後なのかわからない。
BNF(ジェイコム男)
今が底かどうかは分からないし、知る必要もないですね。
別に上がる上がらないなんて予想しなくていいんだからさ。
早くそこに気が付こう。
DRIVE FX
FX(為替)の予想がいかに無意味かを理解しないと勝ち続ける事は出来ない
周りにFXなどの投資に興味を持つ人や、実際に始める人が増えてきています。
そんな人達に会った時に聞かれるのが、「これからって円高になるの?円安?」や「来週のドル円って上がると思う?」などの相場の予想についてです。
予想をしてトレードをしても勝ち続けるトレーダーにはなれないのです。
FXなどの投資で予想をし、そしてトレードをするということは、ただの「ギャンブル」になってしまう可能性が高いです。
わたしも本当によく色々な方に聞かれますが、他人の予想を聞く人は多いです。特に自分よりも明らかにトレードで利益を出している人間となると必ずというほど今後の相場の予想を聞く人がいらっしゃるんじゃないでしょうか。
わたしも初心者に近いトレーダーさんがたくさんいらっしゃる交流会なんかに行くと必ず1回は誰かに聞かれます。
その時にわたしは正直に「わかりません。」と答えます。これは別に意地悪でもなんでもなく本当にわからないのです。
あらなみの相場技術研究所
彼らは、情報、テクニカル、ファンダメンタル、など、全ての相場情報を、相場を予測するために存在する、と考えている。全ての道は予測に通ず、である。
つまり、
相場で儲けること = 相場の予測が当たったからだ
という強い哲学を持っている。
次にどうなるのかを読むこと
相場を正しく予測さえできれば、相場に勝てる
と固く信じ、その目的のために、材料、分析が存在する、と考えている。
彼らは、相場を当てることを目標にしているが、「相場が実際に当てられるかどうか」という疑問を持ったことはない人たちも多い。
みんなの投資スクール
多くの投資家が、投資関連の書籍を
読んだり、セミナー等に参加したり、
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析
を研究したり、専門家の意見に耳を
傾けたりするのは、
概ね”相場を当てる事”を
目的としています。
勝てないトレーダーの共通点
予想すること
相場で勝っている5%の投資家は、 株価は予想出来ないのを当り前の事 として理解している人々です。
株式投資の成否を分けるのは、この認識に懸かっているといっても過言では無いと思います。
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もらいっぱなしにならないでいいように。
いつもありがとうございます。
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どれだけもっともらしい理屈をつけても未来の予測はできない
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